
Qi2 25Wのワイヤレス充電モバイルバッテリー、MagSafe 25W対応モデル。
Qi2ワイヤレス充電は今までは最大15W、ケーブルレスで充電でき便利だが出力が物足りなかった。
新しい規格Qi2 25Wは最大出力25WでiPhoneであれば有線で充電するのもあまり差はなく、スペック上だけでなく実際どれくらい使えるのか記事にしています。
qi2 25W規格について

WPC(WIRELESS POWER CONSORTIUM)による新しい規格。
今まではQi2が最大15W出力、Qi2 25Wでは最大25Wで充電できるようになる。Qi2 25Wは発熱を低減するよう厳しい安全基準が設けられています。
と詳しいことは上記サイトやメーカーのページを見ていただければ大体のことはわかると思いますが、またQi25Wは互換性がありQiとQi2にも対応しているので、今までQi充電できてきたデバイスでは問題なく使える事になります。
当記事では全てを後方互換性についてはテストしていませんので必ず使えるかは分かりません。スペック上では互換性があり使えるとの事。ちなみにiPhone16Pro,iPhone16では使えました。
スペック|MagFlowざっくり概要

容量から見るサイズは大きめで、重量も254グラムと重め。側面には液晶画面あり、下部側面には液晶ボタンと一体型ケーブル、USBC端子がある。シンプルな作りで一体型ケーブルがストラップになる今風の作りで、編み込みになっている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品型番 | 65958 |
| 容量 | 10000mAh |
| 入力 | 5V/3A・9V/3A・12V/2.5A・15V/2A(最大30W) |
| 出力 |
10V/2.25A・5V/3A・9V/3A・12V/2.5A・15V/2A・20V/1.5A(最大30W) PPS:5–11V/3A |
| 入力ポート | USB-C:PD3.0 / PD2.0 / QC / FCP / AFC / Apple 2.4A / BC1.2 / 5V ADAPTIVE |
| 出力ポート |
USB-C:UFCS(11V/3A-33W)/ PD3.0 / PD2.0 / QC3.0 / QC2.0(5V/9V/12V) PPS / SCP(10V/2.25A)/ FCP(5V/9V/12V)/ AFC(5V/9V/12V) Apple 5V2.4A / BC1.2 |
| サイズ・重量 | 約110.8 × 70 × 21 mm / 約254 g |
| 付属ケーブル | USB-C to Cケーブル(3A/60W/0.5m) |
検証|充電時間に発熱温度は?
iPhone 17 Pro Maxを約38分で0%から50%まで充電と商品ページにはありましたが、検証ではiPhone16 Proですが結果は大体同じような結果で、30分で47%、60分充電で78%まで充電することができた。
検証してみた結果Qi2 25W規格はワイヤレス充電は速い、有線と変わらないしスマホ側の制御や温度次第では有線より早かった。
MagSafe充電の出力が低く敬遠していた方も納得いくと思う、Qi2 25W規格は本当におすすめ。
充電中のモバイルバッテリー温度について

温度も約40℃が上限でそこまで高温にならず使いやすい、発熱する箇所(画像の赤四角)が上下ではっきり分かれているのが意外だった。全体的に熱を逃がせればもっと低くなるんじゃないかと感じた。
※テスト環境は室内24度で充電中はスマートフォンは使わず充電のみです。
出力組み合わせ表

出力表を見ると単体で使う場合、どの充電方法も最大30Wとなり、スマートフォンなどのデバイスがメインであれば30Wと十分な出力でおすすめです。
同時充電する場合、その他のモバイルバッテリーと同じように出力が落ちるので、同時充電はQi2は5WになるのでQi2はせめて7.5W欲しいと思った。

厚みがあるため大きい、またマグネットは十分な強さで簡単には外れない。しっかりくっつき位置がずれて充電ができないことはほぼなかった。

モバイルバッテリー本体が大きく、iPhone16Proに取り付けるとモバイルバッテリー下部がiPhoneから少しはみ出るサイズ。iPhoneのケースを取り付けていない状態だと立てる事ができるが不安定。
UGREEN MagFlowを使ってみて

同時に充電できる台数は3台、合計出力は12.5Wになるのでスマートフォンを2台充電ではなく、ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチなど、高出力がいらないデバイスがおすすめ。

一体型ケーブルは入力と出力どちらにも対応している。この機能は本当におすすめで、上記画像のように充電器のUSB-Cポートにモバイルバッテリー側のケーブルを挿すだけで、別途ケーブルを用意する必要なくモバイルバッテリー本体へ充電できる。デスク上などスッキリしておすすめです。


iPhoneと一緒に持つとかなり分厚くなる。重量も254グラムあるためiPhoneと合わせ500グラム近くなり重い。だが意外と分厚いためか握りやすく持ちやすいのが意外だった。
右画像のバッテリー残量横のマークは、上の電波マークみたいなのがMagSafe充電中、下の雷マークみたいなのが急速充電中になります。
またパススルー機能もしっかり搭載している。
横向きMagSafe充電


横向きで充電はできますが、右画像をよく見るとカメラ部分がモバイルバッテリーに干渉し、少し浮いています。少し浮いていても充電はできました。
この状態で持ったりするとiPhoneがずれて落ちるのであまりお勧めしない。
iPhone Maxシリーズだとピッタリ合うのかもしれない。
トリクル充電モード

ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ用の低充電モードで、ボタンを約4秒間長押しでトリクル充電モード(小電力モード)に切り替え、再度約4秒長押しで通常モードへ。トリクル充電モードになると液晶右の数字の一部が回転し分かるようになっています。
まとめ

同梱品はケーブルと仕様書や注意書きなど、説明書は多言語で日本語もありました。梱包も綺麗でシュリンクパッケージではないですが、開封箇所にシールが貼り付けてあるので、なんとなくですが未開封かどうか分かるのはいいと思う。
パッケージは英語表記ですが、昨今エコの観点から簡易パッケージなどもあるため、ちゃんとした商品パッケージで開封時はちょっとテンションが上がりました。

結果おすすめです。またQi2 25WはQi2に比べ、iPhone充電検証では充電時間が一番速かった。
30入出力にThermal Guard™︎温度管理システム搭載、パススルー機能、一体型ケーブルなど欲しい機能は抑えてあり、新しい規格Qi2 25Wで有線と充電速度も変わらず速い。
容量も10000mAhと実用性があり、一体型ケーブルはモバイルバッテリー本体へ充電入力にも対応し、使い勝手がいい。もちろんUSB-Cポートもモバイルバッテリー本体、デバイスへ充電どちらにも対応している。
気になる点は2つで重量と同時充電で出力が落ちること、合計出力がおちるのはよくある仕様で、理解した上で購入すると失敗はないだろう。
またカラーが淡いブルー?ブルーグレー?でガジェット感が強くなくその点もいい。めっちゃ可愛い感じでもなくブラック系のゴツゴツした雰囲気でもない中間イメージだと思う、個人的感想です。

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