
この記事は2025年5月26日の時点の情報です。
IKEAの電動昇降デスク「MITTZON(ミッツォーン120cm×80cm)」を1ヶ月使ってみました。スタンディングデスクに興味がある方や、詳細が気になる方へ。
結論から言うと耐荷重80kgとデスクを上げた際の揺れの許容と、見た目が好きなのであれば、とてもコスパよくおすすめです。
昇降デスクを2台購入予定で、1台目はコスパ重視でIKEAのMITTZONを選択。もう1台はFlexiSpot含めて他メーカーを検討中です。私が昇降デスクを導入した理由は2つ。
- 撮影時の姿勢改善:70cm前後の通常のデスクでは中腰になりやすく、撮影がしづらかった。
- 育児との両立:子どもがデスク上の物にイタズラするため、座っての作業が難しく、立って作業するしかなかった。
MITTZON 電動昇降デスクを選んだ理由 高さ60cm〜124cm可動域

天板は2cmで天板込みで62cmからとなり、天板を別で用意する方はその厚み+60cmになる。
可動域としては低く出来るものがおすすめ、安い昇降デスクは最低高が約70cm始まりも多い。もしキャスターをつける場合は4cmから5cmほど最低高が上がり、天板の厚みも含めると74−76cmになってしまう。キャスターを取り付けない場合でも72cmと高い。長身の方以外は使いづらい高さになるので、出来るだけ低い設定できるデスクがおすすめ。
【動画あり】デスクの揺れは?3つの高さで検証
水を置いて実験ちなみにタイピングは、同じ部屋にいたらうるさいくらい強めに叩いています。
✔️ 「どの高さでも“普通に使う分には問題なし”が結論」
表では最低高が66cmとなっているが、キャスター無しで天板のみだと62cmです。
※スマホの方は横スクロールできます
高さ | タイピング時の揺れ | 揺らしたときの挙動 | 備考 |
---|---|---|---|
66cm 最低高 天板厚み20mm キャスター47mm含む |
感じない | 強く揺らせば動く | タイピング程度なら問題なし |
100cm | 感じないが動画では揺れている | 揺れる | 実使用上は気にならない |
129cm 最大高 | あまり感じないが動画では揺れている | グラグラする | タイピングは問題なしだが、揺らすと不安定感あり |
66cmだと揺れは感じず、かなり強く前後に揺らせば動くが、タイピング程度で揺れは感じない。
高さ100cmではタイピング中揺れは全く気にならない、だが動画だと揺れている。揺らすと揺れる。
最大の高さ129cmでタイピングするとこちらも意外と気にならない。揺らせばグラグラするので正直大丈夫かな?と思うのであまりやりたくない。どの高さでも腕を天板に置いて、タイピングするくらいでは問題ないと思う。
記事を作成後気づいたが、もしかするとキャスター無し状態だと、脚の設置面が増えもっと揺れは軽減できたかもしれない。
揺れは個人的な感覚
「揺らすと揺れる、高さを上げれば揺れる」
横から見た「エ」型の脚部は、揺れを抑えるのに限界があると思う。高さを上げ天板も揺らしたくない、モニターアームに付けたモニターも揺らしたくない、と言う人は四つ足の昇降デスクを選ぶしかない。それでも普通の四つ足のテーブルやデスクでも揺れるので妥協点が必要。
私も購入前は揺れないデスクがいいと、気にしていたが購入後使ってみると意外と気にならなかった。
人気メーカーFlexiSpotはレビューが多く賛否も割れていますが、どうなんでしょうか。
- 揺れに敏感な方 → 一度店頭で体験するのがおすすめ
- IKEAなら実物展示があり、FlexiSpotは家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラ)でも体験可能
下記 IKEA店舗情報 URL

下記フレキシスポット取扱店舗一覧 URL

組み立てについて
- 天板にはあらかじめ穴が空いており、ボルトを締めるだけでOK
- 重量があるため二人での組み立て推奨
- お気に入りの天板を使いたい方は、脚部のみの購入も可能
サイズが豊富で価格が安い
この昇降デスクのパーツは3点。
脚部:ホワイト、ブラック
天板:5カラー
モジュール:ホワイト、ブラック
表を見てもらえばわかるが組み合わせがかなり多い。
また120×60のホワイト天板が欲しい方は一番安価で購入できる。天板付きで4万円を切って高さが天板含んでも62cmまで下げれるタイプはコスパいい。
IKEAではたまにデスクとデスクチェア2点購入で15%OFFを開催しているのでかなりお得だ。
サイズ(幅×奥行) | 高さ調整 (2cm天板) |
最大荷重 | 天板 | 脚、モジュールカラー | 価格(税込) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
120×60 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥39,990〜 | 商品ページ |
120×80 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥46,990〜 | 商品ページ |
140×60 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥41,990〜 | 商品ページ |
140×80 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥48,990〜 | 商品ページ |
160×60 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥44,990〜 | 商品ページ |
160×80 cm | 62–126 cm | 80 kg | 5タイプ | ブラック、ホワイト | ¥52,990〜 | 商品ページ |
天板ついて

もちろん天板には穴が空いていてボルトを締めていくだけ簡単、だがデスク自体が重いので一人より二人の方が楽。購入した天板は、幅120cm奥行き68cmとモジュール幅120cm奥行き12cmで奥行き80cmとなる。またお気に入りの天板を持っている方は脚部のみも購入できる。ただDIYで穴を開けなければならない。
サイズについて注意点
幅120cm奥行き80cmタイプのデスクを購入すると、天板は厚み2cm幅120cmの奥行き68cmの物となり、モジュール12cmと合わせて奥行き奥行80cmとなる。奥行き60cmタイプは天板は48cmとなるので注意が必要。
モジュールとケーブルトレー


ホワイトの細長いパーツがモジュール。モジュールの下にはケーブルトレー。


中央には取り外し可能な蓋があり、2箇所からケーブルを出すことが出来る。


また小物入れが付いていて、そのまま小物入れとして使うか、IKEAで別売りのKOPPLAコップラという名前のコンセントをはめ込むことができる。コンセントの抜き差しがちょっと硬い。5口のコンセントとUSB-Aポートが2口の3m。
【めちゃ便利】キャスターはM8のものを付けれる

TRUSCO(トラスコ) ねじ込み双輪キャスター φ40 M8を使用。キャスター1つ耐荷重40kg、4つで合計160kgで大丈夫だと思い使っています。
今の所壊れることなく使用できていています。タイルカーペットの上なので滑りはあまり良くないが、移動する分には問題ない。
掃除や移動が楽で、φ40にしたのはキャスターのせいで最低高を上げたくなかったから。
このキャスターを取り付けると47mm高さが上がります。
付属のケーブルホルダーが意外と良い

スピーカーやGoogle nest miniのケーブルを、モジュールとトレーの隙間から出しています。本来ならば中央の蓋から出すか、ケーブルトレーの左右の穴から出す事になると思うが、見た目重視で配線を噛む感じになるが途中から出しています。これで正面から見るとすっきり。


長さ奥行き高さ
111cm×12cm×8.5-11cm
ケーブルトレーにしては大きい方だと思う。素材は硬いフェルト?3枚で構成されており、デスクの横幅を120cm,140cm,160cmにした際にもケーブルトレーも横幅が長くなるようになっている。
ちょっと誤算だったのが使いづらければ、社外製の物をと使う予定でしたがフレームがあるので取り付けれるか注意が必要。
フレームが奥側設計で膝が当たりにくい

「エ」型の脚部だが、支柱になっている部分が中心から少しずれている設計。
ずらす事で揺れが出るのでは?と思うが膝が当たってイライラするより良いかも。
下記は昇降する脚の太さ実物を見た感じしっかりしている。
80mmx60mm
70mmx50mm
60mmx40mm
スタンディングは意味がない?逆に座った方がマシ?
立ったくらいで病気のリスクを著しく下げるほどのエネルギー消費にはつながらないらしい。
そもそも朝から帰宅するまでトイレ以外立たない、または立ったまま動かずデスク作業を一日行うのはどちらも健康に悪いとみんな思うだろう。
研究でもまだはっきりとわからない部分もあるらしいが、デスク作業でちょっと立ったくらいで健康になるというほどのものでも無いらしい。立ったくらいで消費カロリーは大したことなく、パン一切れのカロリーを消費するのに6時間立たないといけないらしい。
興味のある方は研究の話も長いので、私が書くより下記引用元を読んでもらった方がいいと思う。
WIREDさんの記事 『American Journal of Epidemiology』誌の内容です。
IKEAのスタンディングデスクのまとめと注意点

購入後1ヶ月が経ちましたが、結果満足しています。
脚部、天板、モジュール、セットになっていますが、単品購入も可能。ケーブルトレーは脚部の付属品なので単品で購入できないのが注意。また所有している天板などがあれば脚部のみ購入し、節約になるのもポイントです他メーカーでもこんな感じですが。
またIKEAのMITTZONデスクは、奥行き60cm用か80cm用の天板なら後々変更したい場合も、DIY無しでボルトオンで簡単に変更できる点や、最低高が62cm(天板含)からと使い勝手がいい。
天板は60cm(48cm)用と80cm(68cm)用があり共有できないので注意。
160cm×60cmでも天板含め4万円台半ばで購入できる。(2025/05/23までの価格、詳しくはIKEAサイトへ)
ちなみに私が購入したのは120cm×80cmのバーチ材突板天板。
気になる注意点
1,耐荷重が80kgと他メーカーに比べ少ない。
2,高さを出すと揺れる。
この2点が注意点、揺れることについては上記でも言っているが、個人的感覚が強く実物で試してみてと言うしかない。
耐荷重80kgは他メーカーに比べ圧倒的少ない。デスク上に置く物で今流行りのデスクシェルフから、キーボード、モニターアームにモニター2台、左手デバイス、スピーカー、ノートPC、など計算しても50kgもいかないのでほとんどの場合大丈夫だと思う。
フルタワーケース自作PC2台に、ウルトラワイドモニター複数台などの場合はかなりの重量になると思うので他のデスクがいいと思う。自分は今後購入するかもしれない物や興味ある物全てを、重量を調べ計算して購入した。
IKEAデスクを検討される方は、調べて購入されるこ事をおすすめ。