
世界最薄級で3000mAhのMagSafeモバイルバッテリー。4.98mmの厚みではあるが容量は少なめで完全にサブバッテリー。
メーカーが推しているおすすめポイントはATL社製の信頼性の高いバッテリーセルを使用、そしてサイズとデザインそして軽量なこと。
そしてデメリットとして充電速度がQi規格で遅いことなど、結論から言うとモバイルバッテリーが欲しいの方の中でも人を選ぶ製品です。この記事ではその理由と使用感や検証した内容、おすすめする人おすすめしない人を紹介しています。
4.98mmはiPhoneと組み合わせがかっこいい

特にケースを付けてないiPhoneとの組み合わせがかっこいい。MagSafe充電モバイルバッテリーの中でダントツでかっこいいと思う。側面はメッキ仕上げだと思うがピカピカしている。とても指紋がつきやすい。

iPhone16 Proだと角以外は背面に収まるサイズ感。薄さも5mm以下なのでケースを付け持ってみてみ違和感なく手に持てる。iPhone PlusやPro MaxシリーズはiPhone背面内側にモバイルバッテリーが収まると思う。

ケース無しのiPhoneのカメラ部分とSMARTCOBY ULTRA SLIM 3Kの高さを見てほしい、比較してみたが約1mm以内に収まっている。iPhoneに取り付けるケースよってはカメラカバーの部分の方が出っ張ると思う。
スペック|概要

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K |
| 型番 | CIO-MB10W1C-3K-USWL7 |
| 内蔵バッテリー | 3000mAh |
| 重量 | 約 82g |
| 製品サイズ | 約 104 × 70 × 4.78 mm |
| ポート数 | USB-C × 1 |
| 蓄電時間(0~100%) | 約 150 分 |
| 入力 | USB-C:10W |
| 出力(Qi ワイヤレス) | 最大 7.5W |
| 出力(USB-C) |
最大 10W ※QiワイヤレスとUSB-Cの同時充電は不可 |
| 対応急速充電規格 | Qi充電 / PD3.0 |
| サイクル回数 | 約 500 回 |
| カラー | ブラック / シルバー |
| 付属品 | ケーブル、取扱説明書 |
出力表とパススルー充電

USB-C入力:5V⎓2A(パススルー充電時:9V⎓2.22A)
パススルーにも対応し、パススルー使用時の充電器からの入力が最大約20W。iPhoneで試すとiPhone側の制御か分からないが充電器からモバイルバッテリーへの出力は14Wほどでした。
Qi規格のためワイヤレス充電は7.5W。入力は10W。
充電検証|温度&充電時間など
温度は最高で41.6℃(グラフ上42℃)を記録、正直手に持つと熱い、CIOのハイパーフォーマンスモデルも熱いと記事にしていますが、そこまでではなかった。おそらくモバイルバッテリー満充電から充電を始めて最高出力が出たところが最高温度だと思う。
充電速度については30分20%、60分32%遅い。理解した上で購入しているので不満はないが知らずに買う方はがっかりするだろう。また速度についてはiPhoneは0%からでバッテリーは満充電後の初めてのテスト。
複数回テストするともう少し充電速度が上がるかもしれない。なぜかというと同じスペックではないがQi規格の別製品ではもう少し充電速度が早いからです。容量がの違いや細かなスペックで差があるのか。
その後は40℃いかないくらいで、検証を終えました。手に持って扱える温度ではあるが熱く感じる。
筐体はステンレスでできているらしく、熱の伝わり方はアルミと比較すると、体感で熱伝導がアルミより低いような同じようなという感じ。
検証環境は室温23℃デスクにiPhone画面を下に向け検証しています。充電中iPhoneの操作はパッテリー残量の確認で画面をON/OFFするのみ、検証結果は環境に左右されるので参考程度に見ていただけると幸いです。グラフの温度は四捨五入しています。
残量はLEDで確認

残量は紫、青、赤、赤点灯、赤消灯の順でバッテリーの残量が分かるようになっている。
世界最薄級の使い勝手とサイズ比較

容量3000mAhと少ないためデイリー使い。iPhoneを満充電できる量ではないので、iPhoneのバッテリー容量を増やすためのサブバッテリーとしての位置付けと感じた。軽量82グラムでケーブルレスはあまり荷物に感じることはないだろう。
上記他モデルと比較すると、似ているが素材が違うためか高級感がSMARTCOBY ULTRA SLIM 3Kが一番ある。他のモデルはLEDの光の数でバッテリー残量が分かる仕様で分かりやすいが、このモデルはLEDは一つで色で残量確認するタイプ。
ケースを付けて使用しても違和感なく使える薄さ

ESRのケースとSMARTCOBY ULTRA SLIM 3Kを組み合わせても手に持っても違和感のないサイズ感。
製品としては無駄がなくシンプルでとてもいいと感じました。
USB-Cポートで有線充電

ポップソケッツやバンカーリングを付けている場合でも、有線で充電できるが最大出力10Wなので、有線での充電がメインになる方があえてこの機種を買う事はおすすめしないです。
容量が多いモデル5000mAhと8000mAhモデルがあるため、購入を検討している方はチェックした方がいいと思います。熱に関してはどれも熱くなるのがアナウンスされており正常動作。また上画像のモデルはハイパフォーマンスモデルとセーフティーモデルと二つあるので注意。記事にしているので気になる方はチェックして欲しい。

ULTRA SLIM 3Kを選ぶ理由|購入前チェックと注意点

モバイルバッテリーをひとつで済ませたい方にはSMARTCOBY ULTRA SLIM 3Kのみは物足りないと思う。
結論としてはおすすめする方は限られ購入する前にデメリットをよく検討する必要がある。詳しい方が多いと思いますが、分からない方がいる前提で記事にしています。
この製品は2つ目3つ目に買うモバイルバッテリー。10000mAhや20000mAhをすでに持っていて、ちょっと出かける際スマホの充電がなく、重いモバイルバッテリーを持っていくのに億劫さを感じている人こそ穴埋めをしくれるような製品だと思う。
現在qiとqi2とqi2 25Wの規格がありその中で一番充電速度が遅いqiの規格。充電速度はこの3つの規格の中で一番遅い。ワイヤレス充電で7.5W、またこの製品は有線で接続しても10Wなので速度重視の方は候補から外れる。
ここまで読んでくれた方は少ないと思いますが、この記事はSMARTCOBY ULTRA SLIM 3Kを正直おすすめしていません。
追記:1週間使用 モバイルバッテリー表面に汚れがつきやすく取れにくいです。
質感は高く、iPhoneとの見た目の相性も抜群だと思います。けど悪くえいばそれだけ、容量は少ない、充電速度は遅い、熱を持つ、と良いところはありません。このことからかAppleの「探す」機能に対応し、付加価値として付けたんだと思います。
この機能を付けても付けなくても価格が変わらなければ、「探す」機能がついていてもいいのですが、省いて価格が下がるのであればそうした方が良かったんじゃないかと思います。このスペックでは高いと感じました。今回この機能のレビューは省きました。
メリットとしては、ATL社製の信頼性の高いバッテリーセルを使用しているのも価格が高い要因だと思いますが、安全を考えての製品なので一番のセールスポイントだと感じました。
makuakeで7,000円台で購入しましたが、詳細ページには8,980円と記載がありました。セール時などで7,000円台前後になったとしても高いと感じます。高級品であり人によってはただの高額品かもしれません。
他に実用的な製品は沢山ありますし、一つ目に買うモバイルバッテリーでもないことは正直な感想となりました。
穴埋めするための2つ目3つ目のモバイルバッテリーとして、また4.98mmの薄さを使ってみたい持ってみたいと思う方にいいですよと言える製品だと感じました。
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