
アンカーの売れ筋モバイルバッテリーNanoPowerBank、Qi2でワイヤレス充電最大15W薄型軽量の5000mAh。
iPhoneの背面にピタッと吸い付く、MagSafeモバイルバッテリー。 各社から多くのモデルが出ていますが、求めているのは結局のところ付けていることを忘れるほどの薄さと十分な充電速度かなと思います。
CIOのSMARTCOBY SLIM 5K 8.7mmも良かったのですが発熱がありました。
今回はAnkerから0.1mm薄い8.6mmのAnker Nano Power Bank (MagGo, Slim)。
数値上の差は、わずか0.1mm。 実際に両方を手に取って毎日使い比べてみると、スペック表の数字だけでは見えてこない持ちやすさの違いがありました。

この記事では一定環境でのテストと使用感などを記事にしています。
ANKER Nano Power Bank 薄さ8.6mmの実際の使用感

iPhone 16 Proの厚みは8.25mm、ANKER Nano Power Bankは8.6mm、数値ではiPhoneの方が薄いが液晶に保護フィルムを貼っているため厚い。

スマホと同時に持ってみても薄くストレスにならない。重量も110グラムと軽い。

薄型のモバイルバッテリーなのでバッグのポケットと相性がよく、カード型でポケットに入れやすい。
スマホ装着時のバランスと持ちやすさ

NanoPowerBankは背面の角が丸く作られており持ちやすい。iPhone16 Proの場合スマホ本体からモバイルバッテリーがはみ出すことは無い。
マグネットの強さはそこまで強く無いと感じた。iPhoneケース無しの状態で持ってみると下部を押すとズレるが軽く振っても落ちることはなかった。
ケースの磁力が強ければ気にするレベルではないと思います。私はESRのケースを愛用していますが、磁力が強くiPhone本体のMagSafeの磁力より強く安定感があります。
CIO SMARTCOBY SLIM 5K 8.7mmと比較

厚みは8.6mmと5000mAhの中では最薄級で、CIOのSMARTCOBY SLIM 5Kと比べても0.1mm薄い。
Anker Nano Power Bank 8.6mmは肉眼で斜めから見ても薄く見える。角が丸いと言うことと0.1mm薄いことがプラスされ、CIOよりかなり薄く感じます。
SMARTCOBY SLIM 5K 8.7mmは角ばっておりスマホごと握った時に、掌に刺さる感じがしますが、角ばっておりこれはこれで持ちやすい、というか握りやすい感じ。
どちらがいいと言う訳ではなく好みだと思いますが、それぞれの握りやすさがあります。
ANKERとCIO|温度と充電速度の比較
ここではCIO製品についてテスト結果を詳しく下記に記載しています。ANKERのテスト詳細はこちら
CIO SMARTCOBY SLIM 5Kはハイパフォーマンスモデルとパフォーマンスモデル(発熱を抑えたモデル)がありますがどちらと比較してもANKERがいいと思います。
温度もCIOは40℃前後と熱く手に持ってみると長くは持てないと感じます。アルミ筐体で熱伝導率が高く放熱性も高いが熱さを感じやすい。
60分の充電の%を比較するとCIOの方64%、ANKERが57%とCIOの方が充電されていますが、環境やiPhone側の制御も入るので、誤差の範囲かもしれない。
上記テストはANKERでは60分のみ、CIOはモバイルバッテリーの残量が0%になるまでのテストをしています。比較は60分まで。

スペック|Anker Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim)

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 約102 × 71 × 8.6mm |
| 重量 | 約110g |
| 容量 | 5000mAh |
| 入力 | USB-C入力:5V⎓3A / 9V⎓2.22A |
| USB-C出力 | 5V⎓3A / 9V⎓2.22A(最大20W) |
| ワイヤレス出力 | 最大15W |
| 合計最大出力 |
最大17W (USB-C:最大12W / ワイヤレス:最大5W) |
正式な名前の後ろにMagGo Slimと記載、Ankerにはいろいろなモバイルバッテリーがありますが、このMagGoシリーズは充電ステーションや車載ホルダーがあり、マグネットでくっ付くシリーズの充電器類と覚えておけば簡単です。
Nano Power Bank|残量確認と出力表

2台同時充電すると合計で17Wとなります。その際のワイヤレス充電は最大5WでQi規格の7.5Wも出力されないのが少し残念だが、5000mAhモバイルバッテリーは同時充電より何か一つのデバイスを充電すると思うので、同時充電しない方にはあまり気にならないと思います。

残量はLED4つから確認する仕様になっている。最後の0%-25%になるとLED一つになりモバイルバッテリーの充電が0%になる最後は点滅し、最後は消灯し0%になる。
約5秒間長押しすると、ワイヤレス充電がオフになり背面に取り付けたまま充電はしないようにでき便利です。
ですが2台同時充電するとワイヤレス充電はオフになりますがUSB-Cポートはオフになりません。使い方的にはMagSafe充電せずに背面にモバイルバッテリーをつけたまま有線出力20Wで充電するなどでしょうか。
検証|充電速度や発熱温度
Qi2規格は充電速度が実用的で使えると思う。グラフを見てもらうと分かるが、30分で30%台、60分で50%台まで充電できた。
60分のテストで充電速度は、Qi2規格なので似たようなスペックでは同じような結果になりますが、発熱温度については結果が変わり、熱くなるモバイルバッテリーやそうでもない製品もあります。
Nano Power Bankについては発熱はかなり抑えられていると思います。2回テストしましたが40℃を超えることはありませんでした。充電しながら手に持っても大丈夫な温度だと感じた。
ながらスマホでは使っているアプリや環境などで熱くなると思うので参考程度にお願いします。
注意事項
テスト環境は室温22度、デスクにiPhoneを下向きに置き充電中は操作はせず、充電の%確認のため画面をオンオフするのみ。環境によってテスト結果は変わるため参考程度にお願いいたします。
Wireless PowerlQ️™搭載とActiveShield️™ 2.0とは?
「Wireless PowerIQ™」はQi2認証を取得した製品に搭載されるAnker独自の充電技術で、機器の充電状況と最大入力に合わせて出力を最適化することで、満充電までにかかる時間を短縮することができます。さらに製品本体に熱が分散しやすい素材を採用することで放熱性を向上し、スピーディーかつ安全なワイヤレス充電を実現しました。ANKERより引用
ActiveShield️™ 2.0により、常に温度を計測し制御するため、お使いの機器を24時間守ります。
ANKERより引用
Wireless PowerIQ™はざっくり言うと、出力を合わせる機能と本体の放熱性が高い素材を採用したANKER独自の規格のこと、ActiveShield️™ 2.0は温度を監視計測制御し両方とも安全性を高めるための機能です。
この機能だけの紹介ページは現時点では確認できず、製品に搭載されているページに説明があります。
Anker Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim)の製品ペーには記載がありませんが、他の製品にはActiveShield️™ 2.0は1秒あたり約35回監視するとも記載がありました。
おそらく名前は同じなので機能も同じだと思います。
特にこちらが操作することなどはなく、自動的に機能するものなのであまり気にしなくていいと思いました。
他メーカーのモバイルバッテリーと比較する際に、上記のような機能が搭載されているのか?を必ず購入前にチェックした方がいいと思います。メーカーごとの安全性に配慮した機能などは名前が違うのでちょっと面倒ですが。
例えばCIOではNova IntelligenceやNovaSafety2.0という名前でANKERと似たような機能になります。
Anker Nano Power Bankはどんな人におすすめ?向かない人は?

5000mAhではiPhone16 Proを満充電することはできないが、モバイルバッテリーが必要になるか分からない時の予備として、また軽量さやケーブルレスで扱えるためおすすめです。
特にデメリットはないと言う感じで、強いて言えばちょっと滑りやすいことかなと思います。
本体への充電入力20W、有線でのデバイスへの充電出力も20Wで、AirPodsにも対応、合計出力が17Wになるが同時充電もできる。
またAnker独自のWireless PowerlQ️™搭載でActiveShield️™ 2.0にも対応している。
褒めちぎっているわけではありませんが、モバイルバッテリーの温度は40℃まで上がらず、カラバリが4種類ありガジェット感をあまり出したくない方にも、おすすめのモバイルバッテリーです。

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