
CIO SMARTCOBY SLIM 5Kは2つのモデルがあります。ハイパフォーマンスモデルとセーフティーモデルです。今回セーフティーモデルのレビュー記事です。
気になる発熱について検証しています。以前記事にしたCIO SMARTCOBY SLIM 5K ハイパフォーマンスモデル、発熱があり手に持ったまま使うのは正直きついと印象でした。
ハイパフォーマンスモデルの記事はこちら
スペック|セーフティーモデルのスペック

サイズも重量もハイパフォーマンスモデルと同じです。また最大出力や充電する際の入力も同じでセーフティーモデルは発熱を抑制したのみでスペック上同じです。今回はブラックにしたのですが、色以外の違いがわかりません。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 型番 | CIO-MB20W1C-5K-WL15 |
| サイズ | 約 102 × 70 × 8.7 mm |
| 重量 | 約 117 g |
| バッテリー容量 | 5000mAh 3.85V (19.25Wh) / 定格容量:3000mAh |
| ポート構成 | USB-C ×1 |
| 入力 | 5V⎓3A / 9V⎓2.22A (最大20W) |
| 出力 | 5V⎓2A / 9V⎓2.22A (最大20W) |
| Qi2ワイヤレス | 最大15W |
| 急速充電規格 | Qi2充電 / PD3.0 |
| サイクル回数 | 約500回 |
| 蓄電時間 | 約150分 |
| 付属品 | 取扱説明書(日本語/English)、CtoCケーブル(50cm) |
出力表と注意点

スペックが同じなので出力なども同じです。
セーフティーモデルはプログラムだけ変更され、出力と発熱を抑制されたモデルなのでスペック表記の出力は、目安程度にした方がいいと思います。
熱を抑えるため出力も抑えられています。正確にどのくらいか分かりませんが、充電時間の検証で制御されているのが分かります。グラフはこちら
ハイパフォーマンスモデルとセーフティーモデルの違いと特徴

外観とスペックは同じでブラックかシルバーかだけです。同じカラーで揃えてしまうとどちらがどのモデルかわかりません。
ただブラックの方が指紋がつきやすいので汚れが気になります。シルバーは手垢が目立たない。
ブラックはアルミに塗装してあるのか分かりませんが、塗装してあれば感じる温度に違いがあるんではないかと思いました。ただ見分けがつかなくなるためブラックにしたが、シルバーのセーフティーモデルが気になるところではあります。
※セーフティモデルは、Qi2規格最大15W出力やサイズ、重量などハードスペックはハイパフォーマンスモデルと同一です。出力と発熱を制御するプログラムのみ変更しております。
CIOのサイトより引用
ハイパフォーマンスモデルの特徴
・充電速度重視
・発熱する
セーフティーモデルの特徴
・出力が制限され発熱を抑制
・充電時間がパフォーマンスモデルに比べ遅い

充電速度・発熱|実際の使い勝手をチェック
グラフを見ると大きな差が無いように見えるが、充電開始50分の時点でハイパフォーマンスモデルはiPhoneを0%-57%まで充電できるが、モバイルバッテリーは40℃を超えかなり熱い。
それに比べセーフティーモデルは同じ充電時間で、0%-51%まで充電されているが温度が37℃台以上にならず抑制され扱いやすいと感じた。
また検証は室温は22℃から25℃で両モデル合わせ複数回しました。熱伝導率でこんなに体感が変わるのかと思いました。完璧な検証ではないかもしれません。参考に程度に見ていただければ幸いです。また温度の表記は四捨五入しています。

全体が熱くなりますが赤い箇所が一番熱い部分になります。これはハイパフォーマンスモデルも同じです。特にLED付近が一番温度が上がりました。赤い部分から上側ももちろん熱いです。
温度はパイパフォーマンスモデルより低い、そして充電しながらてスマホを扱う事ができるくらいの温度。熱いか熱くないかで言えば熱い。
他製品に多いプラスチック筐体だと同じ温度でもあまり熱を感じにくいが、アルミだと内側の熱がどんどん押しよせてくるイメージ。アルミは熱伝導率が高く放熱性もいいと言えるが手に持つと熱い。
注意点
私はハイパフォーマンスモデルから使い始め、セーフティーモデルとの比較したため温度が下がっていると感じたが、初めて使う方はこの熱さで抑制してるの?と感じると思う。
普段のサブバッテリーとして使用感はとてもいい

MagSafeはあえて使わず有線接続で、普通のモバイルバッテリーとして使うのもいいかもしれません。またスマホだけを持てるので、モバイルバッテリーの熱が手に伝わらないのもいいポイントです。


SMARTCOBY SLIM 5Kは本体は薄くMagSafe充電でも嵩張らず使い勝手がいいです。セーフティーモデルの温度くらいであれば使えると感じました。

ちなみにケーブル端子側にはCIOのロゴが入っています。ブラックモデルにはブラックのケーブル、シルバーにはホワイトのケーブルが同梱されていました。
付属ケーブルは柔らかくはないが扱いやすい50cmです。
どちらのモデルがいいのか


おすすめはセーフティーモデルです。発熱に関して安心感があり、充電速度もハイパフォーマンスモデルに比べ不満に感じなかった。このモデルより薄いモバイルバッテリーは今後発売予定のCIO製品があるが、容量が少ないので比較対象にならず、5000mAh軽量モデルとしてとても魅力的な製品だと感じる。
検証でもあげましたが、初めてセーフティーモデルを使う方は普通に熱いと感じると思います。他の製品の温度と比較しても、温度が低いわけではないので理解した上で購入すると失敗は少ないかもしれません。
ハイパフォーマンスモデルは熱くなるため、ただ充電中はスマートフォンを触らない方にはおすすめできます。ただ温度が上がりスマホ側で充電速度を抑制されたりするため、ハイパフォーマンスモデルを最大限活かせるのか疑問です。満充電にするというより30%から70%まで充電する使い方などがおすすめ。
ちなみにパッケージなどは全く同じです。(2025/11/12現在)


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