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10000mAhで45W出力に入力30Wに対応。巻き取りしUSBCケーブル、温度監視機能にバッテリー容量の確認機能など、安全性と実用性の両立が特徴。安全性に対し考えられているおすすめモバイルバッテリー。
スペック|Anker Nano Power Bank 45Wの特徴

・USB-Cは最大出力45W
・USB-Aは最大22.5W出力
・入力30W対応
・複数ポート合計出力24W
入力30Wに対応しているため、Ankerのモバイルバッテリーでよくある、20W入力仕様のものより、早く充電できる。
ただし複数ポート同時利用では最大24Wまで制限されます。
スペック表
項目 | 仕様 |
---|---|
サイズ | 約82mm × 51mm × 36mm |
重さ | 約230g |
入力 | USB-C 入力 : 5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 2.5A / 15V = 2A (最大30W) |
出力(USB-C ケーブル / ポート) | 5V = 3A / 9V = 3A / 10C = 2.25A / 15V = 3A / 20V = 2.25A (最大45W) |
出力(USB-A) | 5V = 3A / 9V = 2A / 10V = 2.25A / 12V = 1.5A (最大22.5W) |
合計最大出力 | 24W |
バッテリー容量 | 10000mAh |
ケーブルの長さ

1段階目 最も短く引き出した状態。


6cm 18cm 28cm 38cm 47cm 55cm 63cm 70cm
ケーブルの長さは決まっているが、意外と好きな長さで使える感じ。普段使いで簡単に断線する感じはないが、ケーブルを引っ張り出す方向と逆に曲げて使うと、ケーブルに負担がかかりあまり良くないと思う。
折り曲げてすと2万回、引っ張りテスト2万回、耐荷重8KGと耐久性があるらしいので、あまり気にしなくてもいいかもしれない。
最も短い約6cmの長さは、ケーブルの遊びがなくスマホでは使いづらかったです。
デザインとサイズ感|230gで持ち運びやすい



筐体も小さく、巻き取り式で230グラム軽量コンパクト。ただ厚みがあるため、ずっしりしていて小さめのPCマウスくらい。持ち運びのバッグの種類によってはかさばる。

USB-Cを2ポート使用すると合計出力15W+7.5Wで22.5Wになる。(詳しくは下表)せっかくの巻き取り式ケーブルなので、別途ケーブルを持ち出す人は少ない気がします。すっきりとモバイルバッテリーのみの運用がいいですね。


ストラップは片方を外すことができます。バッグのベルトに付けたり、バッグ内のリングなどに付けられるようになっていて便利です。

単ポートは高出力ですが複数ポートは、22.5Wに抑えられる。スマホとワイヤレスイヤホンなど、単体45W出力で、ノートPCの補助的な使い方としていいと思う。
検証|温度と充電時間
60分間は急速に充電されるが、それ以降はiPhone側が制御するためか、充電速度はなだらかになります。
温度については表面は熱いとは感じず、USB-Cの端子部分が熱くなっていた。45W出力だともっと温度は高くなると思う。Anker Nano Power Bank 巻取り式ケーブルの、Active shieldがどれくらいで稼働するかは分からない。

サーモグラフィーで見るとスマホの充電では、温度はそんなに上がらなかった。最も熱い箇所は、端子部分でUSBCとUSBA端子内部が熱くなっていた。
ちなみにAnker Nano Charging Station 7-in-1の記事 での検証は合計65W出力で温度が約55℃だった。ナノパワーバンクはモバイルバッテリーなので、本体が小さいため最大45W出力でも、温度は高くなるかもしれない。
ディスプレイ|主な4つの機能

1.合計出力、矢印の方向でデバイスへ充電中か、本体充電かで方向が変わる。
2.各ポート詳細な出力W数。
3.進捗バーで温度監視。
4.バッテリーが何回満充電されたかわかる。写真はまだ0の状態。
3の液晶画面は、バッテリーの温度が数値では分からないが、進捗バーで本体が今冷えているか、熱を持っているかわかるようになっている。
4のバッテリーの状態が分かるのが嬉しい機能、満充電した回数がカウントされ、使っていくうちに3段階の★Excellent ★Good ★Moderateの順番で表示される。また進捗バーが減っていくので、バッテリーの寿命が視覚的に分かるのがいい。
この上の画面以外に、高音になりすぎると温度保護モードや、回路保護など異常がある際に、表示される画面がある。
安全性への配慮|使い勝手との両立

モバイルバッテリーを使う上で、発火などのニュースを見るようになった。購入から使用し廃棄する流れまで、考える必要があり正しい使い方、正しい処分の仕方が求められている。
このバッテリーは何回使った?バッテリーの寿命は?と聞かれると、大体これくらい使ったかな?くらいしか分からない。発熱する事は説明書にも書いてあるので、熱くなっても正常。正直素人目線ではバッテリーの寿命や劣化はわからないと思う。不安を煽っているわけではないですが。
巻取り式 USB-Cケーブルは、使いやすい。また使温度監視する機能(active shield3.0)や、おおまかなバッテリーの最大容量がわかること。この機能はモバイルバッテリーが、どれくらい使われ、寿命がわかることで、回収してもらうタイミングが非常にわかりやすい。機能性と安全性に対し高いレベルで、両立していると感じました。使うための機能と言ってもいいと思う。
メリット・デメリットまとめ

・45W出力でノートPCも充電できる
・USB-Cケーブル内蔵&巻取り式で持ち運び便利
・約230gとコンパクトで持ち運びやすい
・Anker製で信頼性が高い
・複数ポート同時利用で24Wに制限される
・容量10,000mAhなので長期旅行にはやや物足りない
・ケーブル交換はできない
・価格はやや高め
メリットデメリットはあるが、保証もしっかりとしているので、あまり心配はいらないと思います。
出力が個別に表示されたり、45W出力と入力も30Wと充電も早くなる。アンカーのモバイルバッテリーは入力20Wが多いのは、バッテリーの寿命を出来るだけ長くするためかなとは思っていたが、充電時間が少し他メーカーと比べ遅かった。
その他気になる点がほとんどなかった。モバイルバッテリー本体の形が、好きかどうかかなと思いました。本当におすすめです。
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